現在、全国の80の医科大学・医学部において、学生総数の約8,000名のうち、約半数の約4,000名が女子医学生です。医科大学・医学部に6年間学び、医師国家試験に合格してせっかく医師になられても、毎年4,000名ずつ生まれ続ける女性医師の多くが出産・子育てをきっかけとして、周囲の十分なサポートを得られず、残念ながら医師のキャリアを続けられなくなる現実がございます。
このことは、その女性医師自身にとっても、同僚の医師にとっても、患者様をはじめとする社会全体にとっても、多大な損失であります。そこで、女性医師が安心して余裕を持って育児をしながら仕事が続けることができる環境を、何とかして早急に整備する必要があります。
そこで、京都府立医科大学小児科学教室および、約30あまりあります関係病院小児科では、子育て中のママさん小児科ドクターが、十分に満足してキャリアを続けられるための環境を提供するべく、条件を整えていくことにしました。
現在、育児に奮闘されている女性小児科医師や、ご結婚・ご出産・子育てなどのご予定のある女性小児科医師の方々に、是非、私たちが立ち上げたシステムをご利用いただければと考えております。